ゆうゆう、ゆりはま

ゆうゆうのひと

湯梨浜町

店を出す人も訪れる人も、秋空のもと存分に楽しめるように。

松崎名物三八市実行委員会 鬼嫁一同

松崎は歴史ある宿場町だった。ある市が立っていたのは明治の世以前から。毎年10月の3と8のつく日、収穫の季節を控えて、おもに農具の市だった。太平洋戦争で中断し、戦後再開したが、時の流れには勝てず寂れるいっぽうとなる。野口智恵子さん(写真〇〇)は、「三八市よ、ふたたび」の声を上げた。すぐに共感の手が挙がる。思いはみな同じだったのだ。商店街の心意気を示す秋祭として再生する。推進するメンバーを鬼嫁と名づけたところが秀逸である。気は優しくて力持ち。曲がったことは嫌いで、思いやりは深い。企画したユニークな鬼嫁コンテストは大評判となりメディアにも多く取り上げられ、三八市は、すっかり定着した。