ゆうゆう、ゆりはま

ゆうゆうのひと

湯梨浜町

葉っぱや土、空と雲。ほかに特別な遊具はいらない。

あおぞら自主保育の会木とねっこ 三村稚賀

日本海がある、東郷湖がある、森がある、滝がある、いい空気があって美しい四季がある。すくすく育つ子どもたちを、この町のこうした豊かさに親しんで過ごさせたい。三村稚賀(わか)さんが気の合った仲間たちとスタートさせたあおぞら自主保育の会「木とねっこ」の主旨はまさにそこにある。ゲーム機など、人工的な遊具は置いていく。森の自然公園に入れば遊び相手はたくさんある。葉っぱや土や、木の実や鳥や、そして青い空と白い雲、ここちよい風。子どもたちはすっかり森と同化し、のびのびと、そして懸命に遊ぶ。

「子どもって、つくづくすばらしい生き物だなあ、見ているとそのことをあらためて思います」。