ゆうゆう、ゆりはま

ゆうゆうのひと

湯梨浜町

夫との二人三脚で、華やぎの果実を育てていく。

いちご農家 西本玲子

曾孫もいるベテランの西本玲子さんが夫と力を合わせて作りつづけているいちごは、ちょっと長めの形をした「あきひめ」。やわらかい果肉が特徴で、酸味は少なく、ジューシーで甘い。人気の定番だ。9月の声を聞いてすぐ定植、そこからいちごづくりの1年は始まる。毎日見守っていくと10月の中ごろに花が咲く。間引きをして整える。そこからはミツバチに働いてもらう。受粉だ。そして、いちごを厳寒から守り、収穫し、11月になって出荷が始まり、それは翌年の6月まで続いていく。こうした、1年を通して気の抜けない、体力も要る仕事を黙々とこなしていくことによって、「あきひめ」の華やいだ姿を人びとに届けていくのだ。