魚市場の仲買人でもある夫が、とびきり新鮮で上等な魚を入手してくる。野菜は信頼関係を築いている地元農家から仕入れ、米も県産こしひかり。すなわち、この地の風土の持ち味をまるごと堪能することができる膳、それが「会席佐藤」だ。大正時代に創業した当時は鮮魚店だった。時とともに形態を変え、現在は仕出しと宴会がメインの料理店として高い人気を保っている。嫁いで4年目に調理師の免許をとった佐藤美奈さん、いいと思ったことはすぐに試みる実行派だ。たとえば、女性ならではの発想の「昭和レトロ創作弁当」。お年寄りのコミュニティとしてすっかり根づいた「月曜食堂」などなど。さて次はどんなアイデアを？
いいと思えばすぐ試みる、しなやかな実行力
