創業は大正時代、1世紀におよぶ老舗の3代目となる若き社長の妻として、片腕として仕事をしているのが原田ゆかりさんだ。「商品への自信はどんどん実感してきています。でも、いいものができました、というだけで満足していては進まないのだということもわかってきました」。消費者であるお客さまはもちろんのこと、それを扱ってくれるすべての人との縁を深めていって、商品の持っている世界をよりいっそう豊かなものにしていくこと、そういう仕事を心から楽しんでつづけていきたい。そう思うようになった。商品開発やラベルデザインなどのアイデアも積極的に出していく日々である。社長(夫)は、いかにもスポーツマンタイプのさわやかなイケメンだ。がっちりした体型のその横に並ぶと、妻は可憐な花。