ゆうゆう、ゆりはま

ゆうゆうのひと

湯梨浜町

光る水景色を眺めつつ、ふんわりした時間を過ごす。

ぱにーに湯梨浜店 女性スタッフ

店主の大家祐子さん(写真には不在)は、JRの松崎駅を降り立って歩き始め、目を奪われた。前方に広がる湖の水景色。あたりには趣ある商店街。ここだ!と直感した。まもなく東郷湖畔の草生い茂る地に「ぱにーに湯梨浜店」が生まれた。この店は障害のある人とない人が共に仕事をしていく環境である。大学時代からこころざしていた想いを形にしたのだ。「みんながとても気持ちよく仕事ができて……」とスタッフのだれもが言う。「お客さまがのんびり過ごす時間を共有できるのがうれしいです。もちろんパンのおいしさはみんなの自慢です」。朝、湖面に陽が輝くのを眺めながら、焼きたてのパンと香り高いコーヒー。いい時間が立ち昇る。