東郷湖畔に中国の古都が蜃気楼のように出現している。「中国庭園・燕趙園」。この壮大な施設が湯梨浜町にあるのは、「鳥取県と中国河北省の友好のシンボルです。鳥取は梨で有名、河北省も梨の名産地、梨が取り持つご縁ですが、三方を山に囲まれ、一方が東郷湖の水景色という立地が中国によく似ているということで」この地に決まったと園長の亀田美香江さん(写真中央)。若きころアーチェリーの選手として昭和60年に鳥取県で開催された「わかとり国体」にも出場経験をもつ。穏やかな物腰ながら、ここぞという時に発揮する集中力は選手生活で鍛えられたのだろう。スタッフから全幅の信頼を得ていることがよくわかる。