日本国内だけでなく海外でも多くの競技者に愛されているグラウンド・ゴルフ。その発祥の地は旧泊村(現湯梨浜町)だ。1988年に泊小学校で開かれた第1回大会でも盛り上げに一役買った桜井好子さんは、1993年に専用グラウンド・ゴルフ場(「潮風の丘とまり」)がオープンしたときから職員として関わり、以後ずっとその歴史と肩を並べて歩いてきた人だ。「なんといっても、この景色の気持ちのよさがお客さんの心をとらえてきたのでしょうね」。丘に立ち、日本海の眺望を独り占めするようにしてプレイをつづけるという得がたい環境。東京オリンピックの翌年2021年には、ここがワールド・マスターズゲームの会場となる。