ゆうゆう、ゆりはま

ゆうゆうのひと

湯梨浜町

アメリカに1人で買付けに行き、自分の目で選んでくる。

古着屋朴訥 笹本佳奈

東京荻窪で生まれ育ち、湯梨浜町には2016年に初めて訪れた。鳥取県そのものが初めて踏む土地だった。ちょっとつらいこと、自分の力で乗り越えなければならないことがあって、そういう旅。笹本佳奈さんは、ゲストハウスで掃除を手伝いながら、1ヶ月滞在した。1年後、再訪し、思いがけない流れとなった。空き家となっている古い歯科医院を改装し、ずっと考えてきた古着屋を始める。店名は「朴訥(ぼくとつ)」。順風満帆とまではいかず、きびしいこともあるが、度胸はすわっている。アメリカにたった1人で買付けに行き、自分の目で選んできたものを並べる。きっといつの日か、「名物古着屋」として町に定着するにちがいない。